HUCK FINN LIVE REPORT

2000/4/22(SAT)
[NATURAL CRUST & PUNK FORCE]


[REALITY CRISIS][THE BOPS][DEMOLITION][SOLATION]

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No.1
 今回は、これで19回目を迎えるREALITY CRISIS主催の好企画 [NATURAL CRUST & PUNK FORCE]のライヴレポートです。

[REALITY CRISIS LIVE!]

 何かを打破・打開するかのように始まった、本日主役でもあり個人的にいちばん大好きなバンドREALITY CRISIS。最初ということもあって客入りは非常に少なかったんだけど、パラパラといるお客さんを見渡すと、自然とみんなの体が動いているのがわかった。暴れて聴くだけがPUNKじゃないと思った。そして私はカウンターごしにノリノリで楽しんでました。REALITY CRISISの訴えている事を少なくともここにいるお客さんは解っているように思えた。それはMCの内容をすごく感心してたから。

[THE BOPS LIVE!]

 2番目は、ナチュラル出演はとってもめずらしい(と思うのは私だけでしょうか?)THE BOPS。流石のベテラン。演奏力はバツグンでした。2曲目の名曲「D.N.A」が始まるとTHE BOPSファンは待ってましたとばかりに、喜びをあらわにステージ前でノリノリでした。

[DEMOLITION LIVE!]

 3番手は出演者もお客さんも待ちに待ったDEMOLITION。今は実質的なバイオレンスな出来事は全くないけど、オーラがちがう。そのオーラがすでにバイオレンスさを感じさせる。これまたベテランの貫禄でしょうか。グッと空気が引き締まったように思えた。そしてとどめの最後の曲は、脳に突き刺すような鋭いギターソロ入りの曲。お客さんは心と体で感じていた。

 4番目、本日の締めくくりをするのは、男女問わず人気急上昇中のISOLATION。激情という言葉がふさわしい曲に、いつも見る度、私は切なさいっぱいって感じになってしまいます。すごくいろんな事を考えさせられるバンドだなぁと思う。お客さんもそんなISOLATIONに魅せられてるって感じでした。

[ISOLATION LIVE]

 この企画者のREALITY CRISISはもちろん、他の出演バンドもすごくかっこよくてとてもいいバンドで、今日は全バンドがとてもいいライヴをみせてくれました。本当にハイレベルな日だったと深く思います。少し残念で不思議なのが動員数くらいでした。すこしさみしい気もしました。でも、ここに来たお客さんは満足気分で心は満たされて帰ったと思います。少なくとも私はそういう気持ちでした。

(HUCK FINN STAFF)

 そしてNo.2は、この日出演したISOLATIONのBass・カマタ氏に書いて頂きました。ではここから。

[ISOLATION LIVE!]

No.2
 REALITY CRISISが主宰するシリーズGIG[NATURAL CRUST & PUNK FORCE]も今回で19回目を迎え、回を重ねる度に幅広くバンドをSET UPしていってる長寿ナイスイベント。本日の出演バンドはREALITY CRISIS、THE BOPS、DEMOLITION、ISOLATIONの4バンド。

[REALITY CRISIS LIVE!]

 7:20、客入りが非常に悪いため20分押しでREALITY CRISISのスタート。お客の少なさは全くお構いなしといった感じで、かなり激しいステージだった。僕が思うに最近LIVEを重ねる度に良くなっているなと感じる。他のクラスティーバンドと明らかに違うのは楽曲の完成度と、Vo.Die氏の表現力。この日もDieのMCが印象的であり、心の残るライヴだった。

[THE BOPS LIVE!]

 2バンド目はTHE BOPS。僕自身このバンドのLiveを見るのは5・6年振りぐらいで、個人的にかなり楽しみにしていた。3ピースのパンクバンドで、音の方は良い意味で日本ぽさを残したSoundだと感じ、ステージも長年のキャリアを感じさせるものであり、本日のGIGの中では異彩を放つ良いものであった。アルバムとComp CDが発売中なので興味のある人はぜひCheckしてほしい。

[DEMOLITION LIVE!]

 3バンド目は、ANSWERから12inchアルバムをリリースしたDEMOLITION。圧倒的な緊張感と存在感でこの日一番の盛り上がりをみせた。SoundのほうはダークなメタリックSound。楽曲の完成度も抜群でキャリアの長さを感じずにはいられない。すばらしいLiveであった。

(KAMATA)

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